やさしい人

人には言えなかったことを思い出しては書いています

崎山蒼志「いつかみた国」インストアライブ@名古屋会場 レポートでもない

 

 

 

私にとって

 

初の!

 

生の!!

 

崎山蒼志!!!

 

ということで、

高ぶる気持ちを押さえて会場のへ向かいました。

 

 

会場の様子

 

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さくらパンダ広場(イベント後撮影)

 

さくらパンダ広場松坂屋の敷地にある縦長なスペース

こういうところは自分が立つと後ろが見えなくなるのでは?と気を使ってしまう。。

なんて思いを抱きつつ電車に乗っていました。。

 

さらにこの日の名古屋最高気温はなんと10℃!

日が落ちた夕方は冷蔵庫並みの気温ですよ。。

 

イベントの集合時間は17:30

私は時間ギリギリに行くことに。。

 

でも心配性なので17:15くらいに到着。

あんまり人はいない。

 

17時半に近づくにつれ集まる人々。 

しばらくすると、歩道ではなく広場の中で待つようにアナウンス。

その時点で30人くらい?

ありゃ?この地方では「崎山蒼志」が認知されてないの?

じゃあ2月の「国と群れ」名古屋が一番当たるんじゃない?? 

なんて考えていました。

 

 リハーサル

 

運営さんからリハーサルのアナウンス。

 

崎山さん登場!

わー本物だ!

おっと、紺のジャケットを着ている!

そんな脳内実況。

 

リハーサルはソフト、夏至

ソフト聴けて感動でした。。

夏至もよき。。

でも、これだけ寒いと夏至じゃなくてもはや冬至ですよね。

冬の曲も聴いてみたいです。。

 

リハーサル中、すぐ横の歩道で人だまりができていました

運営さんに移動させられてましたけれど。。

さくらパンダ広場ってステージのすぐ横が歩道なんです。

真横から、しかも至近距離でステージの人物を拝むことができるので、 

偶然横通った方は幸運だなあなんて思ってました。

 

崎山さんがリハを終え、奥へ引っ込んだあとに整理番号順に呼ばれましたが、

100番以内が結構いない。。

私は107番だったのですが、前から5列目。

思ってたより近くで崎山さんを見られました。

歩道側の端に陣取ったので、後ろの人の邪魔になってるとか気にならなくて良かったです。。

 

最初は100人いかないくらいかなあって感じでしたが、

次第にお客さんが増えていきました。

最終的には100人以上は確実にいましたね。

外でやっていたので飛び入りの方もいたのだと思います。

お客さんの男女比は大体同じくらいか、若干男性が目立っている気がしました。 

若者が多かったですね。

 

ついに開演

 

運営の方の注意と、かるく拍手の練習。 

拍手の後、崎山さんが出てきました。

  

セットリスト

 

塔と海

形のない乗り物で

旅の中で

五月雨

 

あやふやなんですけど、

他の方もこれでつぶやいていたので、合ってるのかなあと。。

好きになった人の顔って覚えられないじゃないですか?

ホントに好きなものの記憶ってなくならないですか?(笑)

 

MC

 

静岡県浜松市から来ました崎山蒼志です」

「名古屋ですね」

味噌煮込みうどん食べました。美味しかったです」

「次で最後の曲になります」「えー」なし(笑)

 

向井秀徳リスペクトの自己紹介聞けました! 

一曲目の前と後に2回言った気がしますが。。(笑)

あれ?味噌煮込みも2回言った気が。。

「えー」は言えませんでした。。

家で「えー」を言う練習しておけば良かったです。

 

崎山蒼志を体感して

 

ずっと注目を続けてきた崎山蒼志さん。

ウェブ上の情報ならば誰よりもリサーチしている自負がありますが、

実際会ってみてどうだったのかというのが本日の記事の目玉です。

 

ステージに上がってきた崎山さんを見て思ったのが、

「思ったよりも小柄」

頭なんかコツっとしてアイドル並みに小さくないですか?

これは売れるなと思いました(笑)

 

もう一つ思ったのが、

「ほんとにいたんだ」

ずっと動画でしか観ていないCDでしか声を聴いていない

そんな人物が目の前にいる。

それがすごく不思議な感覚でした。。

過度の情報武装で私の中での「崎山蒼志」はすごくバランスが悪いのです。

それが本人を目にすることで情報が統合された感じです。

 

 

五月雨

 

私の中で一番思い入れの強い崎山さんの曲は「五月雨」です。

圧倒的にです。

そんな曲を生で聴くことができて本当に幸せでした。

Twitterのフォロワーさんの話の通り、とにかく音圧が強い

想像の遥か上をいってました。

 

前に今までの五月雨を時系列で並べてみようという記事を書いたのですが、

ニューアコのパフォーマンスを越えてしまってますね。。

 

 

rowanatkinson.hatenablog.com

 

振り返って崎山さんのやっていることを冷静に考えると、

「6本の狂ったハガネの振動を操りながら独特な歌い方で歌う」

という超人的、変態的なパフォーマンスなんですよね。

およそ一人の人間が同時に生み出している音だとは思えなかったです。。

 

 

 

さて、

生で五月雨を聴いた感想ですが、

いや、まず「聴いた」というよりも

 

「降り注がれた」

「撃ちぬかれた」

 

というのが正確だと思います。

 

「降り注がれた」というのは、


五月雨は文字通り、雨だったんだという直観です。

音が長雨のように降り注いでくるんです。

 

五月雨の歌詞的には、

「思春期の精神の不安定さから来る、芯に迫ってくるもの」

が込められていると思うのですが、

 

今日感じた五月雨

「慈愛に満ちた恵みの雨」

という全く違った印象でした。。

 

それと関わるのが

 

「撃ちぬかれた」というもの。

 

私には崎山さんの作り出す音が虹色の弾丸となって、

自分の身体を通りぬけていったように感じました。

映画か何かで

「マフィアがマシンガンでハチの巣にされる」

なんてシーンがありますが、

この虹色の弾丸が通ったあとは穴が空くのではなく、

「自分にあちこち空いていた穴を埋めてもらっている」

そんな気持ちでした。

歌の後半には何だか涙が込み上げてきて、謎に右目だけ泣いていました。

 

お渡し会

 

ライブ後のサイン入りポストカードのお渡し会。

運営さんが言うには「会場限定」なのだとか。。

ホンマかいな(笑)と思いながら。

 

そこで初めて気づく。

 

「目の前のリアル崎山蒼志へ何を言ったらよいのだ?」

 

急に慌てだしました。

最初の方が握手をしているようだったので、

まず、手をカイロで温めました。

この人数で握手したら熱持ってかれちゃうなと思ってのことです。

しかし、温めすぎて手汗が出てきたのでさらに焦りました(笑)

 

自分の番が近づく間、色々考えました。

 

普通に

「いつも応援しています!」

 

アピールして

「崎山さんについてブログで書いてます!」

 

ボケて

「ブログに崎山さんの記事30以上あります。作曲数に追いつけるようがんばります」

 

マニアっぽく

「今日ブログにKIDS Aの記事投稿しました!Twitter全部読んでます!」

 

 

そんなことを考えているうちに自分の番に。。

 

 

崎山さんからポストカードを受けとると、

何だか妙な間が。。

私は絞り出すように

 

 

 

 

「むっちゃファンです」

 

 

 

と言って握手をしてもらいました。

高校生の子相手に、何やってんだ私は。。泣

 

 

その後、一応最後まで会場に残っていたら、

崎山さんが一言、

 

「ありがとうございました」

 

それはこちらのセリフです。

こちらこそありがとうですよ、崎山さん。

 

色んな感情がない交ぜになって、何だかよく分からなくなったので、

とりあえず栄の街中を烈走しました。

 

 

 

 

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