やさしい人

人には言えなかったことを思い出しては書いています

2019フジロック初参戦記

 

 

 

人生初。

フジロックフェスティバルへ行ってまいりました。

これはその記録です。

 

 

 

 

 

 

 

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0.フジロック初参戦にあたって

 

私は去年の9月に崎山蒼志さんをYouTubeで見かけて沼にハマりました。

そこからは、崎山さんに関する記事を書いてみたり、聖地巡礼マップを作ったりなど、日々せっせと推し事に勤しんでまいりました。

 

そして、この発表がありました。

 

 

プロデビュー1年でここまで行くとは。。すごい勢いですね。。

 

崎山さんのフジロック参戦が決まって、私はそれこそ勢いでチケットを予約しました。

そこで思い出したのが、 

 

フジロックか。。今年は平沢師匠もでるそうなので、最終日だけで初参戦を真面目に考え始めた

— 根餅優夫 (@atkinsongentle) May 31, 2019

 

 同じく好きなアーティストである、平沢進さんも出るということで気持ちが固まりました。ちょうど、1日券の第2次販売が終わる日だったと思います。

 

崎山さんにドはまりするまでは、平沢進師匠のライブにぽつぽつとしか行ったことがなく、ましてや、野外フェスはとてもハードルが高いと思いました。

それでも崎山さん効果で、ライブ参加のペースは月1以上(多いと3回とか)のペースにまでになっています。。

インドア人間にとっては劇的な変化です。これも崎山さんのおかげです。。

 

 

1.準備編

 

準備したものはざっくり、①雨対策、②持ち物

 

①雨対策

野外フェス、特にフジロックに参加するにあたって、万全を期すため、一通りの装備を整えようと思いました。

いろいろブログやらネットショップやら見たのですが、色々なことが書いてあって結局よく分からず。。

 

そこで休日にアウトドアスポーツ店のColumbiaに行って、店員さんに聞いてみました。

 

Columbiaの店員さん曰く、フジロックで最低限必要なのは

「雨対策のレインスーツと防水靴

この二つとのことでした。

フジロックの会場では傘を差すことができませんので、雨が降ったらその雨に打たれても凌げるだけの装備が必要になるということ。山の天気は変わりやすいですし、ゲリラ豪雨が降ってもおかしくないです。

レインスーツは耐水性の高いもの、そして蒸れるのを防いでくれる機能である透湿性の高いものがおすすめだということでした。

靴については、レインスーツと同様ですが、雨が降った後に水たまりができたりするので、中まで濡れないような完全防水の靴が必要になるとのこと。

 

なので、 その2点はその後もフェスに行くか分からないので、とりあえず1万円くらいのものを購入しました。

 

靴はこんなやつです。

[Columbia] (コロンビア) ロックントレイナーミッドアウトドライ 24.5cm Black

 

レインスーツはこれのアウトレット品を近くのスポーツショップで購入。

 

[ヘリーハンセン] HELLY RAIN SUIT HOE11701

 

他にも、雨対策として、

・防水リュック(折り畳みのもの)

・濡れてもいい昔の財布(これで悲劇が。。)

ジップロック

 

を持参しました。

当日は雨にはぎりぎり降られなかったですが、雨が降っても対応できる装備だったと思います。

 

②持ち物

雨対策の他に持参したものをリストアップしておきます。 

 

<持っていって良かったもの>

 

・折り畳み椅子

ホームセンターで買った1000円未満の安い奴で正直重かったけれど座れると楽でした。

 

・帽子

日差しが強いときに使えました。バス移動での寝るときの目隠しにも使えます。

 

・スポーツ用のタイツ

長袖ですが通気性があって日差しを遮るのと、虫対策にもなったかなと。

姿勢維持や疲労緩和に使えそうでしたが、着なれないと疲れそうだったので1ヶ月前からランニングのついでに着用していました。

 

・ウェットティッシュ

 汗を拭くのにも、食べ物を食べた後に手をふく時にも重宝しました。

 

 ・扇子

開演待ちのギュウギュウで暑かったのでパタパタ扇いで凌ぎました。

 

・食べ物と酒 

会場でいくらでも手に入るのですが、何せ高いので持ち込みをしました。

 

カロリーメイト

ウィダーみたいなゼリー飲料

ワイン一本

つまみ

 

ワインはペットボトルのものなら持ち込めますが、缶・ビンは持ち込み不可です。

 

 

2.前日編

 

フジロック参戦を決めたときは、一番最寄りの名古屋からのオフィシャルツアーバスに会場まで夜行で乗っていくつもりでしたが、何せバスではゆっくりできないし、体調を崩してもよくないだろうということで、前日に東京に入り、そこからツアーバスに乗るという贅沢な移動方法をとりました。

 

ここからは前日の動きを綴っていきます。

 

 

フジロック前日、昼くらいに出発する計画でした。

しかし、台風が来ており新幹線が止まる恐れがあったので、午前中に出発することにしました。

つばの大きな帽子、大きなリュック。肩にはリュックに入りきらない折りたたみの椅子。晴れているのにブーツと見た目明らかにフェス行くんだろなという装い。

 

私は準備万端で家を出たつもりだったのですが、重大なものを忘れたまま東京へ発ってしまったのです。。

 

台風から逃げるように出発したため、東京には何事もなく着きました。

しかし、チェックインにはまだまだ時間がある。

私はとりあえず宿泊先最寄り駅前のカフェに入り計画を練りました。

 

7/28。墨田川花火大会の日でした。

花火でも。。と頭を過りましたが、暑いし人が多いところは好きじゃないし。

今から野外フェスに行く人間の考えることではないですけど(笑)

 

隣の席では、若い男女が恋愛の話をしています。

男性が女性に恋愛相談をしている風でしたが、男性が狙っているのは彼女なんじゃないという雰囲気でした。

 

東京で、 独りで見る花火ほど空しいものはないな。

そんなことを考え、行くのは諦めました。 

 

カフェで注文したカフェラテXLサイズが底をついたので、店を後にし、苗場の会場へ持っていく食料品を買いに行くことにしました。 

 

知らない土地でスーパーを探すのは一苦労。。

歩き回ってやっとこさスーパーを発見し、食べ物と酒を買うことに。

買い物が終わり、財布を確認すると、残金が1万円。

明日のことも考え、銀行へお金をおろしに行こうと思ったときに、血の気が引きました。。

 

 

キャッシュカード持ってないやん。。

 

 

実のところ、財布が雨で濡れてしまうことを考えて、古いボロボロの財布にお金を移し替えていたのですが、カード類を入れてくるのをすっぱり忘れていたのです。。

キャッシュカードもなければクレジットカードもありません。。

残金は、現金1万円にICカードに1万円。

帰りの新幹線代、ご飯代、など諸々を考慮すると、たぶん足りるのだろうけれど。。

 

 

私はお金をなんとか作り出せないだろうかと考えました。

これほどまでに頭がフル回転したのは久しぶりです。。

 

交番に行ってお金を借りるとか、

ストリートパフォーマンスしておひねりをいただくとか。

 

そういえば、『闇金ウシジマくん』でクレジットカードのキャッシング枠が限度額いっぱいで借金できなくなったときに、

 

「クレジットカードで新幹線チケットを買って、チケット買い取りの店に売る」

 

という現金化の方法があったなあと。

タブレットにクレジットカードの情報は入っているので、

 

支払いサービスに登録→タブレットで取引→新幹線チケット→売却→現金化

 

という道筋が見えたのですが、何かもったいなくてやめておきました。

 

仕方がないので、現地で合流する先輩に借りることに。。

 

「先輩、1万ほど貸してくれませんか。」

 

事情をメールで説明し送信。。しかし、何となく落ち着かず。

 

花火大会会場へ行く人の流れを横目に、これからどうしようかと。。

お金はなるたけ使いたくないし。。

思考が行き詰まると歩き回ってしまう癖があり、暑い最中ぐるぐる歩き回りました。

 

そこへ、先輩からメールが。

 

「何万でも貸します。なので飯抜きとかはやめてください」

 

なんという心意気。。ほっとしました。

持つべきものは優しい先輩ですね。。

 

宿のチェックイン時間にはまだ時間がありましたが、荷物を預かってくれる時間になったので、宿へ行くと、

 

「チェックインできますよ」

 

荷物を部屋にドカッと置いて、風呂に直行しました。

 

どうせならばと夕食は豪快に食べてやろうと、ファミレスでステーキを注文。。

貧乏性の私にしてはよく頑張りました。 

 

宿に帰り、テレビで墨田川花火大会をチラと見ました。

歩けば見に行ける距離なのにね。。

 

 

明日に備えて眠りにつこうと思ったのですが、当然のように眠れない。。

とおとうみの国のときもそうでしたが、基本枕が変わると眠れません。

 

結局4時くらいまで悶々としていた気がします。

 

 

 

3.当日編

 

フジロック当日。

前日泊に変更したのが効果を発揮しました。3時間くらいは寝られたと思います。

 

朝起きて荷物を大まかに整理し、朝ごはんを食べに行こうとすると外はどしゃぶり。

完全防水レインスーツだそうかと思うくらいの雨が降っていました。

すぐ近くの牛丼屋で朝ごはんを食べる算段をしていたので、折り畳みの傘で出かけたのですが、まさかの8時開店。。 東京都心はこんな感じなのでしょうかね。。

当てが外れたので、もう一つの牛丼屋に向かいましたが、ここも準備中。。

 

仕方がないので、一番近いコンビニでパンを買い、朝ごはんにしました。

出発する時間には止んでいることを祈りつつ宿へ。

 

朝の私には二つの心配事がありました。

 

一つ目は、いらない荷物を預けるためのコインロッカーの場所。

二つ目は、オフィシャルツアーバスの集合場所。

 

心配性のせいで予定より早く宿から出発。

雨は止んでいました。

 

東京駅についてまずは、コインロッカーを探すと、すんなり見つかりました。

拍子抜けでしたが、預ける場所を決めていたので考える手間が減ったと思います。

 

困ったのがオフィシャルツアーバスの集合場所。

バスがたくさん停まっていたのですが、どれも違うようで、地図の場所を何度も確認。

歩き回ってやっと、バスターミナルのような場所に集合ということがわかりました。

もう少し分かりやすくしてくれても良かったんじゃないのと正直思いました。

 

バス移動も少し不安だったのですが、乗車人数が少なく、広々座れてよかったです。

寝不足もあってか、よく眠れました。

うとうとしてるうちにすぐに会場へ着いてしまいました。

 苗場に到着したのが12時半頃。到着予定時刻が14時なのに(笑)

 

到着してアナウンスがあって会場まで徒歩。

これが微妙に遠い。。

帰りも歩くのかと考えるとちょっと憂鬱でした。

 

ゲートの方まで歩いていくと、出店やグッズ売り場が。

平沢グッズは午前中に売り切れになってしまったそうです。

崎山さんの新しいTシャツを買おうとしたのですが、まだお金に余裕がないこともあって、今回は見送りました。

 

入場ゲートに近づくにつれて聞こえてくる音楽。

テンションが上がってきます。

 

入場はリストバンドの情報を読み取るもので、荷物検査が簡単にありました。

やはり、缶ビンは持ち込めないようです。

 

入場するとそれはそれはすごい人。。

来場者数12万人は伊達じゃないですね。。

よくもまあこんな暑いときにこんなに大勢が外にいるなあと。

 

最初に会場の位置把握する必要があったので、RED MARQUEEを見に行きました。

RED MARQUEEではライブの真っ最中だったのですが、テントの端まで人がパンパンで、崎山さんを見てたら、平沢師匠は見られないかもな。。と思いました。

 

タイムテーブルが出た段階で、

 

18:30~19:00 崎山蒼志 (苗場食堂

 

20:00~21:00 平沢進RED MARQUEE

 

場所はそんなに遠くなかったのですが、こんな感じで近い時間だったので、どちらかは諦めないと思っていました。

 

家を出たときには、

「崎山さんはおそらくこれから何回も見れるし。。」

という気持ちで平沢師匠の出番の前からスタンバっておくつもりでした。

 

崎山さんのライブ場所である苗場食堂ステージは、ご飯や豚汁を提供する「苗場食堂」の裏にあり、決して広いとは言えない大きさの場所。

お昼過ぎの時点ではまだステージを待っている人は誰もいません。

 

 

 

 

木陰だったのでたくさんの人が持参したであろう椅子に座ってご飯を食べていました。

私も疲れてきたので、持ってきた椅子で休むことに。。

椅子重かったですが、あってよかったと思います。

無駄に動き回ってもしんどいだけだと思ったので、持参したカロリーメイトと水で先輩の到着を待ちました。

 

間が持たなくなって、一人ワインを飲みだしたところへ先輩が到着、合流しました。

 

RED MARQUEEの場所を一緒に確認し、お昼ご飯に。

塩アユとビールで乾杯。塩アユは塩辛かったです。これは余計飲みたくなる。。

タコスをごちそうになりながら、近況報告など。。

 

ふいに先輩が、

「てかさ、こんな重装備いらなかったんじゃない?」

 

我々初心者はどこからどうみても山に行く格好をしていたのですが、

 

「え、え、そんな普段着でも大丈夫なの?!」

 

と思うような方もたくさんいて、さすが手練れは違うなと。。

 

私「まあでも、何かあってからでは遅いですからね。。」

 

到着する前の晩は恐ろしいほどの雨でテントが水没したという話も聞いていました。

幸い晴れていますが、いつ雨が降ってもおかしくないのがここ苗場。。

 

 

 

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お昼を済ませた我々は見たいアーティストまで時間が合ったので、

 

「とりあえず端まで行く」

 

という行動に出ました。

 

RED MARQUEE苗場食堂、岩盤スクウェアなどオアシスエリアですべてことが足りたのですが、とりあえず端のところまで行こうと。。

 

すぐ隣のメインステージGREEN STAGEのエリアには、真冬にはスキーのゲレンデになるであろう緩やかな丘陵におびただしいほどの椅子、そこに人、人、人。

ステージのビジョンは今までの人生で見た中で一番でかかったかもしれないです。。

GREEN STAGEエリアの奥には「プライオリティーゾーン」なる体の弱い人用のテントがあったのですが、半分水没しておりました。。

その先のトイレも水田並みに水が張ってしまっていて、人が少なかったので、「待たなくてもいい使いやすいトイレ」として覚えておこうと思いました。

 

水没トイレを抜けると、KIDS LANDがあり、家族連れがたくさんいました。

というか、この過酷な環境に家族連れで来れるんだということに少し驚きました。

こういったサービスがあるからこそ家族でも参戦できるのだろうと。。

 

次に見えてきたのはところ天国

本来ならば川に入って水浴びができたのでしょうけど、大雨で流れが大変急になっており、テープが張られて遊泳禁止となっていました。

 

またしばらく人の流れに乗って歩くとWHITE STAGE

WHITE STAGEには南米っぽい陽気な音楽が演奏され、ブチあがっていました。

ここで気づいたのですが、ステージ間の移動がめちゃしんどい。。

とくに時間的にしんどいです。。

今回、崎山さんが苗場食堂でよかったです。

奥まったところになってしまったら平沢師匠は見られなかったでしょう。。

 

FIELD OF HEAVENに近づくとすごい人で、中々進めず。

竹原ピストルさんのライブが始まったところでした。

前を歩く人がステージが気になるのかちょいちょい横を見るので余計に進まず、イライラしました(笑)

 

見るなら見る!歩くなら歩く!

と心の中でつぶやいていました。

 

この時点で苗場食堂を出発して40分くらい経っていたと思います。

「端まで行こう」などと言い出したことをこの辺で後悔していました(笑)

 

ORANGE CAFEに着いて、

「やっと端まで来たか」

と思いきや、まだ先がある。。

半ばうんざりしながらCafe de Paris到着。

白塗りの犬神家みたいな人が謎の野点パフォーマンスをしておられました。

 

正直なところ

「帰りもか、しんどい」

くらいの感想しかありませんでした(笑)

もう一度言いますが、崎山さんが苗場食堂でよかったです。。

 

同じ道を通ってオアシスエリアを目指します。

帰りに聞こえてきた竹原ピストルさんがめちゃ熱くて、ちょっと元気になりました。

 

再び水没トイレを利用し、苗場食堂へ。

ここで先輩とは別行動になることに。

私は平沢師匠を優先して崎山さんは泣く泣く諦めるつもりだったのですが、5時の時点であんまり人がいなかったので、「人こなかったらどうしよう」と思い、苗場食堂に残りました。

 

昼に休憩していた場所で椅子に座っていると、崎山さんが現われました。

 

 

私もばっちり写ってました(笑)

 

座っていると続々と人が集まってきました。

人が全然いないということは無さそうで少し安心しました。

急に眠気が襲ってきたのでうつらうつらしていると、いつのまにかギュウギュウでびっくりしました。

 

4.崎山蒼志 FUJI ROCK FESTIVAL`19ライブレポート

 

名古屋でのリリイベを皮切りに崎山さんを追っかけてきた私ですが、この夏の時期で、野外というのは実は初めてで、夏男である崎山さんがどのような音で演奏されるのか、すごく楽しみでした。

 

ライブ始まる前には、夏の熱気か観客の熱気か判別つかないような、湿気を帯びた空気が薫りたっていました。

 

 

リハーサル


塔と海
どなたかもおっしゃっていましたが、リハで塔と海しがち。
崎山蒼志あるある言いたいときはどうぞ。

KIMOCHI
アラバキのリハ動画で拝むことができたのですが、生で聴けてとてもよかったです。
そして、ツアーではぜひともフルでお願います。。

リハーサルでは茶オベを弾いたあと、マネージャーさんに促されてダンエレクトロを弾いていました。これは初めて見た気がします。

 

ライブスタート

 

「よろしくどうぞ」

「さあさあさあ」がよく聞こえなくて、「出囃子変わった?」と思ったのですが気のせいでした。率先して手拍子。ステージの奥には崎山さんスタンバってるのが見えている。。

 

スタッフさんの合図でマイクの前まで来て開幕、

 

「ヴぉーーーーーー」

 

とマイクに鳥の声を響かせる崎山さん。

 

こんなやつですね

youtu.be

 

本人的には何かしようと思ってのことだったと思いますが、途中のMCで、

 

「受けると思ったんですが、微妙でしたね」

 

的なコメントをしていました。

 

 

セットリスト

 

旅の中で

ソフト

Woman

踊り

五月雨

 

旅の中で

「旅の中で」での開幕は比較的安定したスタートとなる気が個人的にしているので、とても好きです。夏に聴くこの曲で出光興産のベトナムのCMが映像として浮かんできて、CMが解禁された当時のことを思い出しました。

 最近の崎山さんの声が低くなったというツイートを見たことがあったのですが、確かに高音が出しづらそうな場面は数回ありました。

 

ソフト

「ソフト」イントロで客席が沸きます。勘ですけど、「ソフト」は「五月雨」以上に人気の曲になりつつあるのかなと。てかフジロックのお客さんはマジでノリがいい。

このレポートで「シンガロング」なるもの(観客が一緒になって歌うことらしい)が起こっていたことを後で知ったのです。

fujirockexpress.net

蒸し暑かったので、首筋や顔に結構な汗をかいていて、照明で光っていました。

「太陽になった」という歌詞とその光る汗がオーバーラップしていました。

 

あまり前の方で観ていると「後ろの人に迷惑かな」という気持ちがはたらいて、普段は前には行かないようにしているのですが、今回は前の方に座っていたらいつのまにか取り囲まれてしまったことで、2列目スピーカー前で見ることができました。

そのおかげか、「国」では「声が消える瞬間」がわかって、とても贅沢だなと感じました。

とくに「国」は「音が鳴っていない瞬間」がとても重要な気がしていて、ストレートのウィスキーとチェイサーの水のような関係だと感じています。間が歌を引き立たせるような。その音が消えるきわの音が聴こえるというのがとても新鮮な感覚でした。

 

Woman

ダンエレクトロに持ち替えて演奏。

右手で6弦をスラップ?して音を出していると思うのですが、その音が鹿威しかってくらい、リバーブかかっていてかっこよかったです。緩急でいうと緩い曲だと思うのですが、めちゃめちゃ決まっていて色っぽいというか。。みなさん魅了されていました。

 

踊り

私はフルでは初めて聞きました。ツアーのリード曲になるのかなと思いながら、楽しみにしていたのですが、すごくいい。。はっきり覚えてないけれど優しい。。!

MCでは、「ツアーがあるので、もしよかったら来てください」と低姿勢な感じでした。

ついでにMCを箇条書きにすると。。

 

静岡県浜松市から来ました、崎山蒼志です」

「聴いてくださってるみなさん優しいです」

フジロックか。。すごいなあ。。」溜めて噛みしめるように)

 

フジロックかあ」は2回ほどあった気がします。

MCはちょっといつもより落ち着きがなかったように感じました。

「何かやらないといけない」と感じると、焦っちゃうのかもしれないですね。。

 

踊りの最中に雨がパラついてきましたが、何とかもってくれました。

 

五月雨

高速五月雨。気合入りまくりで、BAY CAMPとかヤングタイガー以上に燃えていたと思います。そのパフォーマンスを見て、GREEN STAGEのスクリーンに一人演奏する崎山さんの姿が見えて、「こうなる日はそう遠くないな」と思いました。

汗でメガネが何度もズレていましたが、最後にはメガネがボトッ!!

さらに沸く観客たち。

 

 

Video of Travelに似た衝撃でした。。

 

崎山さんの演奏が終わると、雨が強くなってきました。

私は平沢進師匠の待つRED MARQUEE直行。

RED MARQUEEのテントの手前でどしゃぶりになり、私は何とか降られませんでしたが、外にいた人はどえらいことだったと思います。。

 

 

5.平沢進+会人(EJIN)

 

 

開演1時間前にもかかわらず、RED MARQUEEのステージ前は馬の骨(平沢進ファンのこと)でギュウギュウになってました。

始まるまでは座って待ってもよさそうなものでしたが、ガチガチのスタンディング1時間待ち。。はじまるまで足がしんどくてしんどくて。。

 

会場はテンションがちょっとおかしくて、

準備で機材の音が鳴るたびに、人影が現れるたびにワーキャー沸いていました。

馬の骨のテンションがおかしかったのでしょう(笑)

 

隣にいた大学生みたいな男子たちはしきりに今日のセトリについて語っており、

 

「鉄切り歌きたら一緒に歌うよな!」

 

などと初々しい会話をしておりました。 

 

セットリスト

 

1. TOWN-0 PHASE-5
2. Archetype Engine
3. フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ
4. 聖馬蹄形惑星の大詐欺師
5. アディオス
6. アバター・アローン
7. 夢みる機械
8. ジャングルベッド
9. 新曲
10. Nurse Cafe
11. オーロラ
12. 白虎野

 

アンコール


13. 回路OFF回路ON

 

(某サイトからコピペしました。。)

 

何と言うかボスラッシュのようなセットリストですね。。

人気の曲で固めてくるとは思っていたのですが、これほどまでとは。。

 

レポートはいくつも出ているので、一曲ごとの解説などは詳しい方のを参照していただきたいです。

 

私は、

 

1. TOWN-0 PHASE-5
2. Archetype Engine
3. フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ
4. 聖馬蹄形惑星の大詐欺師
5. アディオス
6. アバター・アローン
7. 夢みる機械
10. Nurse Cafe
11. オーロラ
12. 白虎野

 

この辺りの曲が好きなので、とても充実しました。

かなり出囃子でのアレンジが聴いていて、曲が始まってもコアなファンである馬の骨をもってしても「何の曲?」と反応が薄かったのがちょっと面白かったです。

 

ライブのパフォーマンスも初見の人にもわかりやすいように、

 

手拍子を準備させたり、

 

観客と同じ方向を向いて右手を上げたり、

 

両手をかざしてで観客を上下させたり、

 

などなど、観客を置いてけぼりにしない工夫があったなあと。

 

私は例によって、ノリにノッて、踊り狂っていたのですが、

ちょうど左前にいた男性がボクシングの選手のようにガードをしたような構えで体をくねらせておりました。

その男性が私の方へどんどん近くに下がってきた関係で、この男性とチークダンスでもしてるのかという感じになっていました(笑)

私も後ろに下がれなかった関係で致し方なかったです。

途中、前にいた女性がいなくなったので、スペースができてコンビは解消となったのですが。。

 

ライブ中、2回は「ヒラサワー!!」と叫びました。

普段そんなことないのですが、完全にフジロックのせいです(笑)

 

熱狂的な時間はあっという間に終わってしまい、RED MARQUEE から事前に決めてあった先輩との集合場所へ。

あれだけ疲れていたのに、身体が軽すぎて、音楽の力を感じました(笑)

 

6.お目当てその後

 

平沢師匠を堪能した後には、先輩と軽く感想をシェアし、夜ご飯にすることに。

あたりは完全に真っ暗で灯りがないところは足元がどうなってるかがわからずちょっと怖いくらいです。

 

オアシスエリアでラーメンを食べたのですが、何を間違えたか、辛いラーメンを注文していまい、リアルに泣きながら食べました。

 また雨が強くなる感じがあったので、レインスーツを着て、再びRED MARQUEEに移動しました。そこで、軽くワインを飲んでそれ以降の行動を話し合いました。

 

その後、agraphとTENDOUJIを見に行くことにしました。

 

この時間帯になると、主要ステージでのパフォーマンスが終了し、こちらへ人の波が押し寄せていました。帰るためにゲートへ向かう人、オアシスエリアで過ごす人たちで急に人が多くなりました。

 

先輩がagraphをおすすめしてくれたのですが、私もおすすめします。

youtu.be

 

 

途中でTENDOUJIをに見に、再び苗場食堂へ。

リハーサルがはじまっていました。

サカエスプリングでもやっていた、

ニルヴァーナSmells Like Teen Spiritで会場がブチあがっていました。

 

youtu.be

 

ライブが始まると、観客に見たことある顔が。。

たぶんTempalayの小原さんだと思います。

肩車されて、髪を振り乱しながらヘドバンしていました(笑)

会場の盛り上がりはとてつもないもので、ちょっと引くくらいでしたね(笑)

 

曲の合間に「そろそろバスに向かいましょうか」と先輩に声かけ。

 

帰りのオフィシャルツアーバスの集合場所までがちょっと遠いので早めに会場を後にすることに。。

ゲートから集合場所の途中にはROOKIE A GO-GOがあり、結構な人がいました。

君島さんのバンド演奏がとてつもないものだったそうですね。。

 

集合場所ではわりと待たずにバスには乗れたのですが、座席が狭く地獄でした泣

というのも、普通に座っているだけなのに、膝が前の座席についてしまって、前の方がリクライニングを倒すことができないくらいの狭さでした。

走行中に前の方がリクライニングを実際に倒そうとしたとき、膝がつっかえてしまっているのに、さらに倒そうとしてきたので、ついつい

 

いてて(小声)

 

と声をもらしてしまいました。。

 

辛い状況で、あまり眠れず。

気づくと薄明るくなっていました。

 

どうも東京を走っているようです。。

 

行きのバスが3時間半くらいで着いたので、まさかとは思っていたのですが、

目的地の東京駅についたのが、朝の5時前(笑)

こんな時間に東京駅に下ろされても。。と戸惑いながら、ネカフェへ。

シャワーを借りて生き返りました。

人間の身体というのはえらいもので、これだけ疲れていても熱いシャワーで回復するのだなと。。

 

その後、動き出した新幹線で帰りましたが、 そのまま大阪まで寝過ごしてしまいそうで怖かったです。

 

最終的に何事もなく家に着けてよかったです。

 

7.感想

 

行ってよかったなとは思いますが、もういいかな(笑)

崎山さんがメインステージ出るというならば行かねばらないとは思いますが。。

平沢師匠も今後は出るとは考えにくいなあと。

次回もし行くことがあれば、今回の反省を踏まえて、帰りの移動はどうにかしたいですね。。