やさしい人

人には言えなかったことを思い出しては書いています

心のざわめきの正体

 

 

日曜日、とても心がざわついていた。

 

理由は色々な音楽を聴いて刺激されたことと、

月曜からはじまる仕事のことだったとそのときは思った。

 

 

しかし、今日改めて気づいたことがある。

音楽は私に問いかけていたのだ。

 

 

「人生に何を求めるのか」を。

 

 

 

 

 

 

 

ギターをはじめて、約2週間になろうかというところ。

指先が徐々に固くなり始めているが、まだ痛い。

覚えた数個のコードを切り替える練習をしている。

 

 

何の気なしに始めたギターであるが、

 

唐突に、

 

「私はギターが上手くなって何がしたいのか?」

 

という問いが浮かび、

 

「私はギターで何をしたいのか?」

 

「私はどんな音楽をやりたいのか?」

 

「私は何を表現したいのか?」

 

という風に拡がり、

 

 

 

 

「私はそもそも音楽をやりたいのか?」

 

 

 

 

となって、最終的には

 

 

 

 

「私は何をしたいのか?」

 

 

 

 

ということに行きついた。

 

 

この問いは長年避けてきた問いである。

 

 

私は私の人生に何を求めているのであろうか?

 

 

 

 

 

今週で私は30歳になる。

一度死んだ人生だと思っているので、今は生きているだけで上々だと思う。

しかし、ここへきてこのような問いが亡霊のように蘇ってきた。

 

 

 

 

「蘇ってきた」とは一度この問いを封印したからである。

もう7年も前になるのかと思うと吃驚するが、「就活」というやつである。

 

 

私は就活というものがとてつもなく嫌で、

「私がどうしたいか?」に向き合わずにここまで来た。

とにかく働きたくなくて(今でもそう思っているが)、

ずっと逃げ回っているのである。

 

 

でも、ここで改めて考えなくてはならなくなった。

 

 

「私は一体何がしたいのであろうか?」

 

 

すぐに答えは出なくても、引き受けなくてはいけない問いであることには間違いない。