出会い厨しました、ごめんなさい
「出会い厨」というのはネット上で出会った人と実際に会うことを目的として活動する輩のことですが、二回りくらい古い言葉になってしまいましたね。
これも一回り古い「オフパコ」という言葉に近いかな。
こちらはかなり直接的な言葉ですが。。
私もニコニコ生放送で配信を少しやって実際に人に会いに行ったことがあります。
男性の方ですけど(笑)
※ウホッ的な話ではありません。。
当時、配信の中で恋愛の話をしたことがあります。。
そのときにたまたまいらっしゃったのがBさんでした。
コメントで「そういうこともあるよなあ。。」と共感して話を聞いてくださりました。
そして、終了間際にLINE垢をコメントくださったのです。
私は放送終了後すぐさまLINEしました。
「今日はありがとうございました!」
『おお、マジで連絡くれたんだ。暇だからよかったら俺の店おいで』
「ほんとですか!じゃあ8月中に行きます!」
『マジか(笑)待ってます。』
そのときがちょうど8月で、今月中いつかは行けるだろうと簡単に返事をしました。
しかし、いざ行くとなると気が重くて、尻込みしてしまいました。
電車賃往復4000円超、時間も結構かかる。。
顔も知らない人のためにそこまでする義理はあるのかと。。
しかし、私は彼に会いに行きました。
8月の最後の日だったと思います。
「約束は守らなくてはならない」
そうやって、LINEで送ってもらった場所を調べて電車に飛び乗りました。
Bさんは海沿いでカフェバーをやっていましたので、ついでに海も見に行こうと。。
一応手土産も用意しました。。
道中すごく緊張しました。
これから会う人と何を話せばよいのだろうと。。
たまに恐ろしいほどの行動力を発揮する私ですが、そういうときはほぼノープランです。。
最寄り駅に到着し、15分ほど歩くと目的の店に着きました。
どうやら営業しているようです。
今から思えば、よく確認もせずに行ったなと。。
Bさんいなかったらどうするつもりだったのでしょうか。。
カランカラン。。
思い切ってドアを開け店に入ると、若い男性の店員がいました。
この人がBさんか。。
カラコンを入れたイケイケのお兄さんでした。
そう思い、私は普通にランチセットを頼みました。
パスタランチをいただきながら、どうやって自分が生主であることを言うのかを考えました。。
色々考えた末普通に本人か確認して名乗ることに。。
「あのう、Bさんですか?」
『そうですけど。。』
「あの、例のニコ生の人です。。」
『ああ!』
Bさんの顔がぱあっとにこやかになりました。
「出会い厨しに来ました(笑)」
『早くいってよ!(笑)』
「言い出すタイミングがわからなくて。。」
『8月中って言ってたから、結局来なかったなあって思ってたのよ』
Bさんはとても気さくで話しやすい人でした。
そこから、店の前のデッキで3時間くらい話し込みました。
店のこと、自分の家族のこと、過去の恋愛のこと。。
様々なことを話しました。
その間も客は人っ子一人来なかったので本当に暇だったのでしょうね。。
日も陰ってきた頃、お暇することにしました。
「帰り海見てこうと思うんですが、こっちですか?」
『そっちだけどヤンキー多いから気をつけて(笑)』
そんな風にしてお別れしました。
一応海岸には行きましたが、霧みたいになっていてとてもよく見えませんでした。
私は帰りの電車で「自分の行動は正しかったのだ、意味はあったのだ」とひたすら自己正当化しました。
話し疲れたというのもありますが、なんとなく空しい気分でした。
空しいものなのかもしれませんね、出会い厨というものは。。